2024.09.06 自分の中を覗いてみた その1

ブログを書くなんて何年ぶりでしょう。
これを読んでくださってる方(がいるとしたら)、筆不精でごめんなさい。読んでくださってありがとうございます。

この数年、身体本体は元気なのですが体調が優れず・・
目眩や耳や喉の閉塞感、気持ちのアップダウンやetc,etc、なんでやー??!と更に凹み。
まあ歳と共にホルモンさんが大暴れし出してるんですけどね笑。
こと耳の閉塞感と喉のつまりみたいなのはキツくて、今まで出ていた高音域が出づらくなってしまい、ライブなどで何回もトライしてもどうしても届かくて。

そんなこんなな日々、気持ちは焦るけど心と体が追いつかず、出ない声を必死に出そうとめちゃくちゃに練習してしまい、更に喉や心に負担をかけ、イップスのような症状になりました。
ある一定の曲の高音部(ライブなどで声が出なかった曲とか)がどうやっても出ないのです。
今度こそしっかり出さなきゃと練習しようと思うと出ない、でもギターを置いて気楽に歌うと出る。
家では出る、しかしライブになると出ない。
同じ箇所の反復練習を何度も何度も繰り返し、いざライブ!となると思うように声が出ず落ち込み、しょんぼり帰る。
なんだか同じ場所をぐるぐる回ってるような感じでした。

イップスって『心の枷』みたいなのが大きいと思うんです。
それは、自分を縛り付ける強固な鎖、鎧のようなもの。
それが無くなることへの恐怖、失敗を極度に恐れる不安。
じゃあ私の枷ってなんだろう?と考えたら、私は“ボサノヴァを歌う”という事に沢山の制約を自分に課していたこと分かりました。

“小さな声で歌わなければならない”
“ビブラートはかけてはならない”
“力強い声で歌ってはならない”
“感情を込めすぎて暑苦しくてはならない”

少し思いつくだけでもこんな感じでしょうか。
なんか、『皆がそう思うであろう、感じてるであろうボサノヴァの世界』みたいなのに沿うように、はみ出ないようにしてきたんだな、と。
こんなに長い間歌ってきたのに、今もってまだこんな制約を自分の中で生かしてることに愕然としました。
なんだこれ、って。

そんな事に気付いたこの数年(のうちでも結構最近)でした。

ファーストアルバムつくりました!

ボサノヴァってどんな音楽でしょう?
カフェや静かなレストランで流れてるギターと小さな声の歌の音楽と言うと、ああ!とお分かりになるかもしれません。
それくらい日本ではボサノヴァは当たり前のように、私たちの日常に溶け込んでいます。

ボサノヴァは基本ギターと歌声で構成されている、とても小さな世界。
しかしその中には、ブラジルの歴史や壮大な自然、愛や人生など色とりどりの世界が広がっています。
そんなボサノヴァやサンバは、悲しい時も嬉しい時も人々の人生に寄り添ってきました。もちろん私の人生にも。

【サロン・ド・ボッサ】では、ギターやボーカル、弾き語りのレッスンを通して、皆さんにこの美しいブラジル音楽の世界を知っていただけたらな、と思います。
そしてレッスンだけでなく、音楽仲間と集ったり、好きな曲をシェアしあったり、発表会をしたり・・・ レッスンだけではなく、人と人がつながっていけるような、そんな場所になっていけたらという願いを込めて“サロン”という名前を付けました。

音楽との出会い。人との出逢い。
この音楽を通していただいた、宝石のようなものを皆さんとシェア出来たら。
私も皆さんにお会いするのを心より楽しみにしています。
どうぞよろしくお願いいたします!

サロン・ド・ボッサ(SALON de BOSSA)
https://salon-de-bossa.com/

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