2018.08.29 初レコーディング回顧録 その二

今回レコーディングさせていただいたのは『亀吉音楽堂』さん。
緑が多くて、なんだか沖縄にいるようなゆったり柔らかい空気の場所。
小野リサさんの最新アルバムもこちらで録音なさったそう!
とても嬉しいご縁を感じました。

アルバムのコンセプトは、極力まで音数を少なくして、静かな音楽を作ることと、私の声のイメージを元に、ボサノバの枕詞でもある“海・そよ風・光”とはちょっと違う方向に向かうこと。
忙しい一日を終え、家に帰ってグラスにお酒を注ぎ、ゆっくりと飲みながら
日常に一区切りすべくふうっと大きく一息つき、音楽をかける。そんな時の音楽。
そういう時のお供にこのアルバムを聴いていただけたらなあ、という思いから
“夜とお酒に合うアルバム”ということになりました。

選曲は私のピックアップした曲以外に、プロデューサーの山本のりこさん
選んでくださった曲もあります。
今回は、“意図的に流されよう”と決めていたので、新たな曲を演奏することに全く迷いはありませんでした。
意図的に流される、というのはある意味、いろんなもの信じて受け入れるということなのかもしれません。他者を、そして自分自身を。

共演のミュージシャンはギタリストの須古典明さん、ピアニストの永見行崇さんのお二人にお願いしました。
お二人をご存知の方がいらっしゃったら『ああ!なるほど!!』と膝を打ってくださると思います。
選び抜かれた音を雫のように楽曲に落としてくださるお二人。
そこから美しい音の波紋が広がり包み込んでゆくような、そんな繊細であたたかな音を奏でる
素晴らしいミュージシャン。
お二人の録音を確認しながら、静けさの中の美しさにため息でした。

私はミーティング時に弾き語りか、ボーカルとギターを別撮りするかを何回も聴き比べし、楽器を弾きながらの演奏の方が圧倒的に良いと判断し、6曲全てを弾き語りで撮りました。
ギターと歌が別撮りではない為、どちらも間違えることができない!という結構究極な緊張。
・・・のはずだったのですが、なんだかとてもとても楽しくて。
ほぼ6時間、歌もギター演奏も1つもミスすること無く無事終了しました(えっへん!)。

最初から最後まで、休憩を取ることなくずっと音楽を見つめていてくださったエンジニアの上田さん
本当にありがとうございました!!
エンジニアさんってすごい体力と精神力。やはり1番の功労者だろうなあ・・・あらためて敬礼。

『レコーディングはライブの100倍、勉強と経験になるよ』
と言われてたのですが、本当に沢山の事を学べました。
レコーディングに向かうべく積み重ねた、不毛とも思えるような苦しい時間。
そして、実際に体験しなければ分からない録音の繊細さ、難しさ、圧倒的な楽しさ。
充実の日々、だったというか・・トレーニングの日々、というのか。
今は心地よい筋肉痛的なものでいっぱいです(笑)。

私の音楽は、ようやく産声をあげたばかり。まだ名前も付いてません。
はじめは小さな気持ちの小さな一歩でしたが、制作に携わってくれた方々、
そしてアルバムを待っていてくださる方々、沢山の方に支えられてようやく
この世に生まれることが出来ました。
まだ、これからこの音を形にするべく、やらねばな事が山積しています。
今年2018年内に、皆さまにお届けできればいいなあ。
またこのブログやFacebookなどで、CD完成までの経緯をお知らせしていきます。
素敵な一枚になるよう、ここからも精進していきます!
どうぞお楽しみに♪♬♪