2019.02.20 点と線 【Meia-Luz】レコ発第2弾with永見行崇
2019.2/16、池袋P’s Barで、私の1stアルバム【Meia-Luz】のレコ発第2弾ライブでした。
今回はアルバム参加ミュージシャンのピアニスト、永見行崇さんとのデュオ。
彼とはこのアルバム以外でもずいぶんご一緒させていただいています。
同い年、そして不思議なもの好き同士なので、いつも面白い(当人同士は。笑)話をして笑ってます。
ライブの曲間のおしゃべりもこんな風に進んでいきます。
アルバムの挿入歌である、チト・マヂの美しいワルツ『Quero-Te Assim』(こんな風に)は、永見さんとのデュオ曲で、とても気に入ってる曲。
上がってきたアルバムの音源を初めて聴いた時、永見さんのピアノのあまりの美しさに思わず涙。
まるで蕾が花開いていくように光を放ちながら、アルバムの中に、芳しい香りを振り撒いていました。
永見さんは自身のオリジナル曲もとっても素敵で、今回、私のリクエストで彼の【Luz】というアルバムの中から『こもれび』という曲を演奏していただきました。
お客様が数名、“目を閉じて聴いてたんだけど、なぜか上を向いてしまったよ”と言ってました。
そう、彼のピアノは音以外の何かを連れてくるのです。
光とか、風とか、影とか、香りとか、そういうものを。
この日はご自身のライブを終えて駆けつけてくださった、友人のシンガーKayoさんもいらしてくださり、二人でアルバムの中から、シコ・ブアルキの『Samba e Amor』(サンバと愛)をデュオでご一緒していただきました。
しっとりと品のあるKayoさんの歌声、私も聴き入ってしまいました。
彼女も3月に永見さんと一緒にライブをするそう。きっと素敵なステージになるでしょう!
Kayoさん、ありがとうございました!
アルバムを作るといろんなことが起こるよ、と言われてきました。
何故、今までアルバムを作らなかったの?とも聞かれました。
もしかしたら私は、いろんなことが起こるのが怖かったのかもしれません。
何かが変わっていく、それは良い方に行くとしても、変化は私にとって恐怖の対象ですから。
でも今は、作ってみて本当に良かったと、心から思います。
何か行動を起こすと、その動きは波紋のように広がり、思わぬ場所や、思わぬ人に届いていきます。
はじめは点となって届き、そしてその点はいずれ繋がり線となっていくのでしょう。
それは、音楽というものを介した私の人生の軌跡になり、宝になっていくんだと思います。
演奏を始めてから10年間、音楽を介して、沢山の人、もの、ことに出逢って来ました。
そして、このアルバムが誕生しました。
このアルバムは、これから私をどこに連れて行ってくれ、誰と引き合わせてくれるのでしょう?
臆病な私は少し足が竦みますが、今は、それをとても心待ちにしてもいます。
最後になりましたが、この日お集まりくださった皆さま、アルバムをお手にとってくださった方々。
この日お会い出来なかった方、今は色々な意味で距離がある方。
そして、まだ見ぬ、これからお会いする方々。
私に関わってくださる全てのものごとに感謝しながら、点と点をつなぐべく、また歩いて行きます。
心より有難うございました!またどこかでお会いしましょう!